お月さまが見ていたおはなし 
~アンデルセン「絵のない絵本」他より~

二十五絃箏の生演奏にのせて・・・
        お月さまが語る物語

この作品は アンデルセンの
珠玉の短編集「絵のない絵本」をもとに創作されました
夜空を行く月が ある時
都会に出て来たばかりの 孤独な絵描きの青年に 声をかけ
空から見て来た 33の物語を 語って聞かせるのです

どの物語でも 月は
慎ましく生きる人々の ひそやかな喜びや怒り 哀しみや楽しさを
限りない共感と愛情で見守り  
その眼差しは 作者アンデルセンの 
世界と人を見つめる眼差しと まるで相似形のようにも見えるのです 

いま この世界は
その頃よりずっと豊かなのに いっそう深い孤独が 蔓延して見え
だから こどもたちに そしておとなたちに
お月さまとアンデルセンの「眼差し」を 届けられはしないかと

ちいさいひと(4歳以上)から観られる バージョンでは
「ひとつのさやから飛び出した5つのえんどう豆」を メインに
おおきいひと(10歳以上)からのためには よりダイナミックな
長編「泥沼の王の娘」を 独自の切り口で
「月を見る少女」と「お話上手な老女」と「月」が語り演じ
月光のように 二十五絃箏の調べが響きあう 構成に至りました 

何故アンデルセンと二十五弦箏? のその訳は 
美しいことばが そのまま美しい音楽にも聞こえる 不思議と
さざめく月の光を 音楽にするならとの 憧れからの着想ですが
少年の日 貧しさから学校に行けず 詩も小説もまだ書けず
即興の歌に思いを託した アンデルセンの秘められた「行間」を 
繊細で優美で余韻溢れるその音色が 伝え得るのではとの 願いです


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2つのバージョンからお選びください

☆えんどう豆バージョン☆(対象年齢4歳~)

さいしょのお話:「いたずら好きな女の子とめんどりのお話」
お月さまがきれいな夜。
小さな女の子がニワトリ小屋にやってきて・・・ニワトリたちは大騒ぎ・・・?!
お父さんに叱られても、女の子は次の夜も、もっとひどくニワトリ達を追いかけます。そのわけは・・・?

ふたつめのお話:「お話上手なおばあさんとバラの花のお話」
おばあさんの宝物は、古い本の中の、一本のバラの押し花。
けれどおばあさんがお話をはじめると、枯れてぺしゃんこだったバラが甦り、おばあさんもみるみる若返って・・・

メインのお話:「ひとつのさやから飛び出した5つのえんどう豆」
一粒のえんどう豆が、屋根裏部屋の窓の隙間に飛び込みます。
その部屋には病気の女の子が住んでいます。
春になってえんどう豆が芽を出すと、女の子とお母さんは気になって仕方がありません。
ツルがぐんぐん伸びて、とうとう小さな花を咲かせたその日、女の子は・・・?!

☆泥の王の娘バージョン☆(対象年齢10歳~)

メインのお話が以下に差し替えになります。

「泥の王の娘」
北国デンマークの沼のほとりで、コウノトリがかわいい赤ちゃんを見つけます。
コウノトリはその赤ちゃんを子どものいないヴァイキングの奥さんの元に届けますが、
この赤ちゃんは、昼間は美しい姿に残酷な心、夜には醜いひきがえるの姿に清らかな優しい心に変わってしまう呪いをかけられていたのです・・・!
ふたつの姿ふたつの心に引き裂かれる少女の葛藤。
アンデルセン自ら、最も力を注いで創作した作品のひとつと語る長編を元に。

アンデルセンってどんな人?

スタッフ

原作 ハンス・クリスチャン・アンデルセン
脚本・作詞・演出 西田豊子
作曲 石井由希子
美術・衣装・小道具デザイン 大島広子
振付・ステージング 神崎由布子
照明デザイン 坂本義美
舞台監督 西脇龍太
制作 太田歩

演奏

吉川由里子(客演)
生田流筝曲演奏家。2007年第14回賢順記念全国筝曲コンクール奨励賞。2008年第8回現代音楽コンクール第2位受賞。正派邦楽会大師範(雅号:吉川雅楽巴里)。日本三曲協会、音楽芸術家協会会員。
神奈川県川崎市にて箏・うたはり会主催。

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